痛風はプリン体の過剰摂取により、尿酸塩結晶が関節内に析出することによって起こります。激烈な痛みを伴う急性関節炎(痛風発作)が主症状です。尿酸代謝異常による高尿酸血症が根底にあり、慢性化すると腎機能障害を引き起こします。30代～50代の男性に発症することが多いです。(９５％が男性)
以前から高尿酸血症を指摘されていたり、栄養価の高い食事をとる肥満した成人男性に好発します。
足の親指の関節に激痛、腫脹を起こすことが多いです。
ある日当然足の趾、足関節、膝関節に激痛を生じますが、多くの場合は放置しても1～2週間以内に治まり、無症状になります。しかし根本を改善しない限りまた同じ症状を繰り返します。
治療は炎症が強い急性期の時期には、薬を飲むことで、炎症と痛みを抑えます。炎症と痛みが治まった後は、また症状が出ないように、食事制限、禁酒、運動療法を行い、高尿酸血症の薬を処方されることが多いです。
一度痛風発作が起きると、激痛が数日間続き非常に辛い思いをします。日ごろから生活習慣には気を付けましょう。