一日に太陽の光をどれだけ浴びるでしょうか?
コロナの影響で自宅で過ごす時間が多くなり、外に出なくなり太陽の光を浴びる時間がほとんどない方が多いのではないでしょうか?
「喫煙習慣があり、太陽の光をよく浴びる人」と「喫煙習慣なしで太陽の光をほとんど浴びない人」の平均寿命はほとんど同じと言われています。
太陽の光を浴びる習慣がないだけで、喫煙習慣がある人と平均寿命があまり変わらないというのはなかなかショックですよね。
太陽の光を浴びると「セロトニン」というホルモンが活性化されます。
セロトニンは「幸福のホルモン」とのひとつで活性化することで、清々しい気持ちになります。
セロトニンは「脳の指揮者」とも呼ばれていて、自律神経の調節をして重要な働きをしています。
うつ病などの精神疾患はセロトニンの分泌が低下する病気ですので、太陽の光を浴びることは治療の上でも大切になります。
太陽の光を浴びて、セロトニンを活性化することは大切ですが、セロトニンを作る材料を自分で食事から摂取しなくてはいけません。
セロトニンを作るのに必要な材料は、「糖質」「ビタミンB6」「トリプトファン」の3つが必要になります。
バナナにはセロトニンを作るのに必要な成分が3つとも含まれているのでバナナを一本食べた後に太陽の光を浴びるようにすると効率がよくなります。
太陽を浴びる時間は30分が目安にしましょう。30分以上浴びるとセロトニンを活性化するセロトニン神経が疲れてしまいます。
30分ただ太陽の光を浴びるのではなく、一緒に散歩を行うとより効果的です。散歩の歩く際のリズム運動でセロトニンが活性化されることがわかっています。
セロトニンは太陽の光を浴びた14.15時間後に「メラトニン」という物質に変化します。メラトニンは眠気をうながすホルモンです。朝太陽の光を浴びることで夜の寝つきがよくなります。
夜の寝つきがよくない人は、朝太陽の光を浴びる浴びることで眠れるようになりますし、散歩を行うことで運動不足も解消されます。
普段から不安が強い人は、セロトニンが低下していて、自律神経が乱れている人が多いので、太陽の力を借りて少しでも不安の少ない、穏やかな日々を送るように心がけてください。
また、太陽の光を浴びることで得られる効果は個人差がありますので、1日、1週間で効果が出ると思わず、長期的に続けていくことが必要になります。
個人的には3ヶ月間続けると確実に効果が出てくるように思います。